「つらつらかんがみるに」。式亭三馬『浮世風呂』の冒頭。
「よくよく考えると」の意味であるが、「滑々(つらつら)」と混同して「時間にまかせて」「何となく」の誤用が多い。こちらの意味で用いるのならば「徒然なるままに」が適。
動詞「なる」+存続の助動詞「り」+詠嘆の助動詞「けり」。「なのだなあ」くらいの意味。「なりにけり」だと「なったのだなあ」(厳密な区別は難しい)。
このままの形は、石川啄木の「馬鈴薯の 花咲く頃と なれりけり」が有名。大半は詠嘆をさらに強めるためか係助詞「ぞ」を伴い、係り結びで「なれりける」の形。紀貫之の古今和歌集仮名序の冒頭、「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける」などが有名。
五音のうち三音がラ行音。ラ行音特有の、哀愁を帯びた流れる感じの音が好い。
国文法用語。英文法用語で言うところの仮定法に同じ。実現し得ないことをなおも願う、儚い用法。例:
思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを
『古今和歌集』より「恋歌」、小野小町の歌
世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
『古今和歌集』より「春歌」、在原業平の歌
自分の画力の拙さが歯痒い。この原案から何かイメージを拡げることができないか錯誤してもう一年近くになる。描きようによっては何とかなりそうな気がしているのだけれど。人間の感情の最たるものは涙だと思う。
気の利いた言い回し、伏線、鮮やかな極彩色、32ビットカラー、激しいカット割り、細部にまでこだわった描写。人間の脳が感受して処理できる情報量は、製作者が期待するほど多くないのではないか。閲覧者に何かを強いるようでは、表現物として失敗であろう。