電話が鳴った。友人だ。彼はもうすぐ東京から帰ってくるから、そのときまでは連絡もなかろうと思っていたら、今日は私の誕生日だった。0時ちょうどに電話が鳴った。やはり素直に嬉しかった。少し話して電話を切ると、さらに二通のメールが届いた。15分間で三人もに祝ってもらえることはそうそうない。泣きそうになった。ありがたい。
結局19人もの人から祝詞をいただいた。ありがたいことだ。
携帯電話の番号やメールアドレスを頻繁に替える人には、友人との関係も軽んじる人が多い、と聞いた。そう言えるかも知れないと思った。
何が本物かは分からない。断言できない。まして人に勧めたり押し付けたりなんてできない。ただ述べる。紹介まではできる。「現実を見ろ」と簡単に言う人がいるけれど、ではその「現実」とは何か。それこそまさに彼らが批判する観念論ではないのか。現実を見るということと、安易に諦めたり見切りをつけてしまうこととは異なるのだ。物理的にはうまくいかないから、せめて心だけでも気高くいたいものだ。