ごくごく単純な計算は暗算で済ますことができるけれど、ちょっと複雑になり、電卓が手許にない場合、私たちはその計算を諦めるか、あるいは筆算をするだろう。頭の中だけで処理できることには限りがあって、紙に書くことで思考を整理し、客観的に判断することができるようになる。一夜おいてまた途中からやり直すこともできる。
これは何も計算に限った話ではなくて、日常生活の悩みごと考えごとでも同じだと思う。自分の感じた疑問や反感が妥当なものであるか、それを客観的に冷静に判断するためには、思考を文字化するのがよい。「暗算」では越えることができなかった複雑な思考の壁を、越えることができるかも知れない。
「転落」とはどういう驕りか。三位の者が聞いたらどう思うか。