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ネルフ本部の大停電を背景にした、ユーモラスな描写の多いエピソード。科学文明に頼りすぎた生活に対する問題意識が込められているあたりも、庵野監督作品らしい。初号機、零号機、弐号機が同時に活躍するのは、これが初めて。シンジ、レイ、アスカの凸凹トリオぶりも楽しい(青山注:「凸凹」は「でこぼこ」、「凹凸」は「おうとつ」)。
青葉シゲルが買った缶コーヒーは、UCC のオールドタイプがモデルになっている。庵野監督は、UCC の缶コーヒーを昔から愛飲しており、『トップをねらえ!』の1話にも同じ缶コーヒーが登場している。
青葉が背負っているのは、エレキギターが入ったギターケース。青葉はギターを弾くのが趣味であり、いつもギターを持って歩いている。
リツコの洗濯物はいつものブルーのシャツと白衣ばかり。リツコとマヤは出勤時に一緒にコインクリーニングに来ていた。恐らく、二人の住居は近い場所にあるのだろう。青葉は仕事のために昨夜は住居まで帰れず、どこかに泊まり、睡眠をとった様だ。
ヤシマ作戦で大破した零号機の、久々の登場。胴体等のパーツが弐号機と同じものに換えられており、ボディカラーもブルーに変更されている。
煙草屋の隣に選挙ポスターの掲示板が立っている。掲示板に貼られているポスターはわずか3枚である。
高橋覗は第3新東京市の市議選立候補者。彼のネーミングは、この話の作画を担当したスタジオジブリのプロデューサーの高橋望からとられている。
国連軍の軍人は、このエピソードの使徒を8番目の使徒だと言う。だが、ネルフの数え方では9番目にあたる。このギャップは国連軍側の情報不足によるものと思われる。国連軍側は、15年前に南極に現れてセカンドインパクトを起こしたのが第1の使徒で、第壱話に登場したのが第2の使徒であると認識しているのだろう。
国連軍軍人手前の灰皿に「JASDF」という文字が印刷されている。この後に登場するセスナの底面にも同様の名称が記されている。これは、Japan Self-Defence Force の略。すなわち、日本航空自衛隊である。この時代、日本の自衛隊は陸海空の全軍が国連軍に編入されており、第六話に登場した戦略自衛隊のみが日本国の指揮下にある。
プラスティックのケースの中に紙のカードが入っている。緊急時にはケースを二つに割って、中のカードを取り出す。
この話の英文サブタイトルは「The Day Tokyo-3 Stood Still」。勿論これは SF 映画の古典「地球が静止する日」(1951・米)の英文タイトル「THE DAY THE EARTH STOOD STILL」からの引用。
このエピソードでは、ディーゼルエンジンによって発電をし、それによって EVA を起動させた。この Cut で回されているのは、ディーゼルの始動に使われたセルモーターのスイッチ。
ディーゼルエンジンを使い起動した後、EVA は非常用バッテリーを使い活動した。この Cut で EVA の肩パーツに取りつけられたのがチューインガム型非常用バッテリー。
ミサトが不在のため、E 計画責任者であるリツコが EVA の作戦指揮をしている。「発進!」と叫ぶリツコのポーズは、まるでミサトの様。
第9の使徒が溶解液を垂らした縦穴は、第六話で第6の使徒のシールドが空けた穴である。
この時、初号機と弐号機は両肩の肩パーツに非常用バッテリーを装着しているが、弐号機のみ右肩の肩パーツにパレット・ライフルを収納したハード・ケースをつけている。この Cut において溶解液で溶けてしまったのが、そのハード・ケースである。ハード・ケースの一部が溶けてしまったため、EVA が落下しかかった時にパレット・ライフルが下に落ちてしまった。
肩パーツからの噴射で、落下速度を落とす。実戦で使われたのは、これが初めて。初号機、弐号機にも同じ機能がある。
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