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衛星軌道上から落下してくる最大の使徒、万に一つの可能性に賭けた決死の作戦、明かされるセカンドインパクトの真実とミサトの過去、ダイナミックなメカアクション等、盛り沢山な(青山注:「盛り沢山の」の誤植か。この文の主語不明)エピソード。第2部「アクション編」の実質的な意味でのクライマックスである。
ゲンドウとの関係、EVA に乗る理由についての疑問も提示されており、シンジの物語としても重要な話である。
ミサトの少女時代の回想という形で、セカンドインパクトの真実の一端が描かれている。これでミサトの傷跡、十字架のネックレス等の謎が解明されたわけだが、南極に現れた巨大な翼は一体何? またも新たな謎が提示された。
一瞬だけ画面に登場する。この光の巨人が第七話でリツコが語っていた「南極で発見された最初の使徒と呼称された物体」なのだろう。
カーラジオから流れてくるのは DJ 番組。DJ はミサトと同じセカンドインパクト世代であり、お便りをくれたリスナーに、現在は食べ物の心配等をしないですむいい時代なんだよ、と説教している。シンジ達にとってのセカンドインパクト世代は、戦後生まれの人間にとっての戦中派の様なものだ。DJ を演じているのは、現実に DJ として活躍している林原めぐみ。
海が赤く、塩の柱が立つ異様な光景。これも、セカンドインパクトの影響なのだろう。巨大な槍の様な物体を載せているのは、第八話のオーヴァー・ザ・レインボウと同様、国連軍に編入された米国の空母。
ゲンドウはセカンドインパクト後の南極を「原罪の汚れ無き、浄化された世界」だと言う。一般に、原罪とは旧約聖書『創世記』において人間の始祖アダムが犯した罪、あるいはその結果として全ての人間が背負う事になった罪の事。ゲンドウはどんなつもりでこの言葉を口にしたのか。また、このシーンの会話で、冬月とゲンドウの間でセカンドインパクト、人間、科学等についての考え方が異なっているらしい事がうかがえる。
衛星軌道上に位置する監視衛星。本体はほぼ長方形の鏡面であり、その四方に太陽電池とライトがついている。鏡面部分を使用し、対象物を探査(青山注:「調査」あるいは「分析」が適)する。
「人の手で」というのは、庵野監督が好んで使う台詞の一つ。『ふしぎの海のナディア』の21話、『エヴァンゲリオン』の第七話、第拾壱話にも同様の台詞がある。そのルーツが分かった人は、それなりのアニメ通。
ミサトがシンジ達に作戦について説明している場所は、ジオフロント内部の天井ビル最下階。足下にネルフ本部とサブターミナルが見える。第弐話でミサトとシンジが、士官とシンジの住居について話をしたのと同じ場所である。
これも庵野監督作品でお馴染みの台詞。同様の台詞は『トップをねらえ!』の6話、『ふしぎの海のナディア』の21話、『エヴァンゲリオン』の第七話にもある。
レイは肉を食べるのは嫌だと言う。彼女が自分の嗜好について語るのは珍しい事である。一体その理由は何なのだろう。『ふしぎの海のナディア』の主人公であるナディアも、菜食主義者であった。
レイが注文したのはニンニクラーメンのチャーシュー抜き。この台詞は林原めぐみのアドリブで、台本ではレイが注文するのはノリラーメンであった。本作では珍しい純粋な声優のアドリブである。
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