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ネルフが全力を上げて(青山注:「挙げて」の誤植か)第5の使徒を殲滅しようとする「ヤシマ作戦」を、ミリタリータッチの演出で描き切っている。テロップを多用し、実録戦争映画風に見せるのは、『トップをねらえ!』以来の庵野秀明作品独特の演出法である。作戦のために日本中の電力を集めてしまうという発想も、実に GAINAX らしい。メカの描写に関しては、物量、ディテールの細かさ共に圧倒的。零号機の作戦への初参加という事もあり、見どころ多し。
第5の使徒の加粒子砲は、ビルを貫いた先の部分のみ、肉眼で確認することができる。これは巻き上がった砂塵の中をビームが貫いている為。つまり、煙の中でレーザーが見えるのと同じである。
第5の使徒の直接攻撃兵器。使徒内部から真下に伸び、攻撃をしかける。尖って見える先端部は、実はビーム状のカッターであり、このカッターが地面を破壊し、回転しながら地中に潜る。
バルーン・ダミーの初号機が持っているのは、EVA の接近戦用の兵器として作られた銃。初速が予定値に足りず、A.T. フィールドは貫けないと判断され、試作段階で破棄されたのである。
ピラミッドの形をしたネルフ本部の頂上近くに位置する部屋。かなりの広さがあるが、床の上に置かれているのは、碇指令の机のみ。部屋の三面は一枚ガラスの窓であり、残り一面に出入口と巨大スクリーンがある。このシーンで、ミサトの背後にあるのがスクリーンと出入口。
ネルフの頭脳とも言えるスーパーコンピュータ。「MELCHIOR・1」「BALTHASAR・2」「CASPER・3」の三台三系統のコンピュータで構成されており、ネルフにおける様々な計画、問題、作戦について検討する。
戦略自衛隊技術研究所の略。戦略自衛隊は、2003年の南沙諸島における中国とベトナムの軍事衝突を機に発足された(青山注:「発足した」の誤植か)、国防省直属の組織。英文で表記すると Japan Strategy Self Defense Force 。略称は JSSDF で、ポジトロンライフルにも「JSSDF」と書かれている。
ポジトロンライフルを戦自研から徴用することが、零号機とレイの初めての任務だった。EVA が使徒との戦闘以外に使用された珍しい例である。
この時代の TV は緊急時にはゲーム等をやっている時でもニュース画面に切り替わる様になっている。ケンスケとトウジがやっているゲーム機はサターンの2015年バージョン。某ファーストフードも健在である様だ。
セカンドインパクトで首都東京が壊滅した後、長野に作られたのがこの第2新東京市である。表向きは、この第2新東京市に替わるものとして第3新東京市が建設されている事になっている。
ネルフ本部の技術開発部は第1課から第4課までがあり、その第1課にリツコが所属している。ポジトロンライフルの改造を行った第3課は電磁光波火器担当。
零号機の盾にする為、SSTO の底部パーツに覗き穴を空け取っ手をつけたもの。SSTO とは SINGLE STAGE TO ORBIT の略。すなわち単段式軌道直行機。覗き穴はいかにも無理に空けた感じでイビツである。リツコが「2課の保証書付き」と言っているが、この場合の2課とはネルフの技術開発部第2課の事。材質工学が担当である。
第5の使徒の攻撃範囲外であり、手頃な変電施設がある為に、狙撃地点に選ばれた。箱根山の中央火口丘の一つで、二子山は芦ノ湖の東に位置する。文字通り山頂が二つに分かれており、上二子山と下二子山と呼ばれる。
「ヤシマ作戦」と表記する。このネーミングは、文治元年(1185年)の「屋島の戦い」で、那須与一が海上の馬上から、扇を弓で(青山注:「矢で」の誤植か)射抜いた事に由来する。さすがは葛城作戦部長。なかなかのインテリである。また日本の古称を八州と言う。日本中の電力を集めた作戦という事で「八州作戦」という意味を重ねているのかもしれない。
レイが作戦内容を読み上げる時に、手に持っているのは第3新東京市立第壱中学校の生徒手帳。作戦内容を生徒手帳に書き込むあたり、中学生らしい。ちなみに、この病室は第弐話でシンジが目を覚ましたのと似ているが別の部屋。
EVA の発進口は第3新東京市内に何ヶ所か用意されている。これはその内の一つ、ルート20番の発進口。第5の使徒に近い発進口を避け、第3新東京市中心から離れた発進口を使用したのだ。
厳しくしつけられたのか、几帳面な性格なのか、シンジは自分の服をキチンと畳んでいる。それに対し、レイは服を脱ぎ散らかしている。
箱根を中心に日本中の街の明かりが消えていく。この Cut で、セカンドインパクト後、水位の上昇の為、少し日本の形が変わっているのが分かる。
ネルフ本部での作戦指揮が困難である為、「ヤシマ作戦」中の「二子山決戦」では、司令室が移動指揮車に移された。これは第四話で登場したのと同じ車両。
初号機と第5の使徒が撃ったビームは、直進すればすれ違うはずだったが、そのエネルギーの高さゆえに互いに干渉し合い軌道がズレてしまった。
初号機の第二射が第5の使徒を貫いた時、ほんの一瞬、肉眼で確認できる A.T. フィールドが出現している。だが、さしもの A.T. フィールドも大出力のポジトロンライフルの敵ではなかった。
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