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RADEONでUVDが有効になる際にVPU Recoverが発動する場合の対処法

本記事は、2011年2月8日の備忘録 に掲載した「RADEON HD 5770でUVDが有効になる際にVPU Recoverが発動する場合の対処法」を「ちょっとした Tips」仕様に修正したものです。表題の通り、UVD(動画再生支援機能)を搭載した AMD(旧ATI) RADEON 使用時、UVD が有効となる場面で VPU Recover が働いて GPU がリセットされてしまう現象の対処法について記述します。

現象
RADEON HD 5770(msi R5770 Hawk)/Catalyst 10.12 環境において YouTube/ニコニコ動画を視聴すると例外なく VPU Recover が発動し、グラフィックがリセットされる(当然動画の再生は継続できない)。最悪の場合 OS がグラフィックドライバを見失い、システムがダウンする。VPU Recover による GPU のリセットのみで復帰する場合もあるが、システムの電源が落ちる場合もある。さらに、システムが再起動することもあれば完全に電源が落ちることもある。
特徴と特記事項
H.264 動画の再生よりも負荷の高い 3D ゲーム実行時において、この現象は発現しない。
VPU Recover・Catalyst A.I.の無効化でもシステムがダウンする現象は変わらない。
安定しているとされる 10.6 や最新版の 11.1 に差し替えても状況は改善しない。
原因
UVD が有効となるステート2において読み込まれる Clock info 03 の定義は GPU:400MHz/RAM:900MHz/Voltage:0.9V であるが、このうち RAM:900MHz が悪さをしている(ビデオメモリのクロックが(中途半端に)下がると同期が取れなくなる)。
対処法
Clock info 03 は UVD 有効時のみ参照されるものであり、BIOS の書き換えを行い RAM:1200MHz に設定し直すことで問題は一切再現しなくなる。
備考
なお、念のため同時に Voltage:1.1V としておいた。R5770 Hawk の上限値はそれぞれ、GPU:875MHz/RAM:1200MHz/Voltage:1.2V である。また、CCC のプロファイルによって設定できるなら安全性を考慮しそちらの方がよい。今回はプロファイルによる設定変更ができなかったので BIOS のフラッシュを行った。
半導体の消費電力は[周波数×電圧×電圧]であるから、省電力を志向する場合は Voltage の値を調整すべきで、GPU/RAM クロックを下げるのは美しい解とは言えない。ただし、不用意に電圧を下げると異常動作の原因となるため、全ての Clock info について、00(=State:boot)の RAM の値で揃えておくのが無難であると言える。GPU の値は変更する必要がなく、RAM と Voltage の値を 00 に合わせておけばよい。
後述のリンクにあるように、この現象は HD 2000 シリーズで既に問題になっていたようだ(3年以上前)。比較的新しい製品である 5770 でも発現したこと、並びに「VPU Recover」で検索すると同様のトラブルの報告が多数挙がっていることから、HD 2000 シリーズ以降の RADEON において、メモリクロックの値を読み替えれば軒並み応用できる可能性が高い。また、原因と解決法から分かるように、OS にかかわらずこの問題が発生するものと思われる(Vista 以降では VPU Recover のように振る舞う機能はOS側にあるが、中途半端なメモリクロックに下がることを防いだ方がよいと考えられる)。
注意
BIOS の書き換えはレジストリの書き換えよりもさらに危険である(グラフィックボードを修復不能な故障に追い込む虞がある)ため、書き換えの手順の詳細はここでは紹介しない。

参考スクリーンショット:

使用したソフトウェア:

大いに参考になったリソース:

はじめは電源の出力不足を疑ったが、最高負荷時(CPU/GPU ともにフルロード、3D ネットワークゲームであるからストレージやネットワークにも相応の負荷がかかっている。また、一応サウンドデバイスへのアクセスも発生している)には安定動作していたので原因の特定に時間がかかった。加えてハードウェアをごそっと入れ替えるような交換が数年ぶりなのと、そもそも RADEON を触ったのが初めてだったので情報を持っていなかった(10年以上ずっと intel/NVIDIAだった)。


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この文書について

URI
http://www.mtblue.org/pc/tips/
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最終改訂日
20111123日 (水) 】
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